それがこのUnion Special 43200Gというミシンです。
裾上げの為だけに作られたこの美しいミシンを使用することで、裾に引き攣れたようなアタリ(ローピングエフェクトとも呼ばれます)が発生します。
このミシンを使っての裾上げは日本では珍しくないですが、Arthurのすごいところはこのミシンを自分で整備して使っているところです。
ビンテージのミシンなので、パーツがなかったり、直せる人も少なくなってきているのが現状ですが、彼はUnion Special 43200Gに限らず、アトリエで使用している全てのミシンを自ら直して使っています。
毎日の仕事終わりには全てのミシンを掃除してから帰っているという、そのミシンまでも含めた「デニム愛」は世界一なのではないでしょうか?
実際に今年の1月、岡山の工場の方々がParis 6区のアトリエを訪れた時、並んでいる全てのミシンが美しい状態であったことに驚き感動したという逸話があります。
イベントの2日間はそのUnion Special 43200Gを使用して、ご購入いただいたLR01の裾上げをその場で行います。