そしてこちらのアイテムの一番の目を引くポイントは柄のグリッド。
織柄の立体的な表現により、単なるグリッド線じゃないのは実際に生地を見ていただけたら分かると思います。
(写真ではなかなかお伝えすることができず…)
こちらのグリッド生地は名前にもある"SUPERSTUDIO"というイタリアの建築集団の代表作であるコンティアス・モニュメント、クアデルナにインスピレーションを受けて作成されたのだそうです。
そもそもSUPERSTUDIOとは。
1966年にフィレンツェの建築学生と若手建築家に結成されたグループ。
産業革命後の発展したモダニズム建築への反発的な表現活動として、無機質なグリッドを取り入れた作品が代表作にあります。
モダニズムを象徴するキーワードとして"合理化"、"大量生産"などがあると思います。
無機質なグリッド線をあえて有機的な織柄として落とし込んでいる皮肉っぽい表現がインスパイア先のSUPERSTUDIOの活動につながるものを感じる気がします(これはあくまで私、個人の感想です)
モダニズム建築の広がりにより、合理化を追求した先に本来の"人間の豊かさ"が失われていくことを危惧し、反対的な表現が生まれる。
Dhalさんのアート的な側面からすこしだけ建築について知り、こういう表現がファッションにもあるんだなーとこのJournalを書きながら人間として一歩前進したかも。と思いました。
【Size Spec】
ウエスト : 80cm
股下 : 77.5cm
股上 : 33.5cm
ワタリ : 33.5cm
裾幅 : 25.5cm